産学連携による実践型人材育成事業
-専門人材の基盤的教育推進プログラム-

現在の参加学校数
AirBrush MakeUp プロジェクト概要
「エアーブラシメイクアップの有用性の実証と方法論の確立と人材育成プログラムの開発」
(略称:エアーブラシメイクアップ プロジェクト)の概要

プロジェクトの内容について



エアーブラシの利点である、薄膜、発色、均一性は従来のハンドタッチのメイクでは実践できない表現を可能にする。
すでに始まった米国でのTVや映画のHD(ハイデフ:ハイビジョンはNHKの商標登録)への移行はエアーブラシメイクでしか対応できないことを示唆した。
映像のHD化へのメイクアップの対応は、より繊細で高度なメイクアップであるエアーブラシなくしてはできない。 また、CG(コンピュータ グラフィックス)化はコストパフォーマンスが悪く、F/X(特殊)メイクが見直されている。
F/X(特殊)メイクにおいても、エアーブラシメイクアップは必須な技術である。このような映像や画像のHD化や需要に対し、メイクアップの対応が必要である。
エアーブラシメイクの応用範囲はすこぶる広い。日本ではエアーブラシメイクは未熟なもので、使用する材料の区別もできていない。ビューティメイクからアグリーメイクさらにはF/X(特殊)メイクまで幅広く対応することが、本来のメイクアップと位置付けられ、現場では多様な要求がメイクアップアーティストに求められている。しかし、多くのメイクアップアーティストは従来のハンドタッチの化粧しかできず、多様化する要求には応じられない。
エアーブラシメイクアップの方法の統合、確立はこのような多様化した要求に対応することができ、応用することができる。
さらに、エアーブラシメイクはコメディカルの分野でも注目されている。
痣やタトゥなどを隠すカバーメイクはエアーブラシなくしては困難である。 福祉介護においては、エアーブラシメイクのノンタッチと薄膜による肌への負担の軽減が福祉理容介護に取り入れられ、基礎技術としてのエアーブラシメイクアップの確立を必要としている。また、人生の終末の化粧としての死化粧なども、エアーブラシのノンタッチゆえに衛生面からもその利用が求められている。
すでに、一部分野ではエアーブラシを導入しており、特にビューティメイクではHD対応やブライダル対応、カバーメイクなどが実需として要請が多い。また、ボディアートやF/Xの分野においても、エアーブラシでより繊細な表現が要求されてきている。
美容福祉(美容福祉は山野学苑の商標登録)においてはファイスだけでなくヘアーダイ(薬品によるストレスが多い)にかわるものとして応用されている。
従来のハンドタッチメイクの分野だけでなく、ハンドタッチでは考えられない分野で使用され、求められている。
本プロジェクトの目的の一つである、エアーブラシメイクアップの有用性の実証とメイク方法の統合、確立は基礎理論となるものであり、その確立が急務である。早期に百者百様の方法を統合し、その方法論を確立し、人材育成プログラムを開発し、適用しなければならない。
エアーブラシメイクの有用性は、ハンドタッチにできない仕上げ(芸術的表現はもとより物理的な機能からの見栄えも含む)にある。また、ハンドタッチ以上に、肌に負担をかけずにメイクできる点にある。
実際のメイク後をマイクロスコープで見ればよくわかる。さらに、ノンタッチとインクの多様性は、多くの分野での需要を顕在化してきている。
現時点では一部の者しかエアーブラシメイクの良さが認識されておらず、
第一に、多くの者にエアーブラシメイクアップの有用性を周知することから始めなければならない。
第二に、エアーブラシメイクの方法の統合と確立が必要である。
メイク理論(コンシール、ベース、カントア、ブラシュ、チーク、ブロウ、ハイライト、シャドウ、リップ、修正、ヘアー、カバーメイクなど)は従来のハンドタッチとなんら変わることはない。しかし、材料や溶剤ベースが異なり、それらを理解して使用することが必要である。これらの一連のメイク理論を再構築し、エアーブラシメイクアップの方法を早期に確立する必要がある。
最後に、上記の完成された方法論と有用性の理論的根拠を経て、人材育成のプログラムを開発し、参加校において適用し、検証し、修正を行う。
完成した人材育成プログラムの適用によって、早急に高度な資質を持つメイクアップアーティストを育成することができる。
また、プロジェクト終了期において、教員向けに人材育成プログラムの運営のための集中講義を行い、より早急な普及を目指す。

産学連携による実践型人材育成事業 -専門人材の基盤的教育推進プログラム-
エアーブラシメイクアップの有用性の実証と方法論の確立と人材育成プログラムの開発
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